2026/03/09
3連休を頂きましたので、人生で3回ぐらいしか行った事のない宮島へ。
普段引きこもってるので普通の人間の海外旅行くらいの気負いで臨みます。
日本人全体の宮島への渡航回数は、平均1~2回ほどらしいので、この度の4回目で人間二人分行っているわけです。
私は、【4】という縁起の悪い数字がもたらす悲劇を、今だ知る由はありませんでした...
とりあえず1日目は広島駅でドカ食いし、朝一発目のフェリーに乗りたかったので、フェリー乗り場前の「何とかコーラル何とかホテル」に宿泊。
チェックインを済ませ、近くの風景を見て回ろうとすると
大豪雨。いつもそうです。私が何か思い立ち、意気込んでいると、必ずと言っていいほど雨が降ります。
就職面接の日も雨。小中高の入学式も雨。なんなら出産のときも雨だったらしいです。同級生に平謝りです。
この時点で私は完全にブルー。心の底から湧き上がる、怒りの炎ですら雨が消火し、もやもやとした曇天の感情だけが浮かびます。
もうだめだ、帰ろう。
諦めかけたその時、一縷の希望が舞い降ります。人類史数千年の叡智の結晶、超古代プルトニウム兵器
「傘」
そうです。何も人間ずっと雨に打たれっぱなしじゃないんです。
なぜなら、人類史数千年の叡智の結晶、超古代プルトニウム兵器
「傘」
があるのです。
これで奴ら雨粒を打ち返してしまえばいいのです。
いきり立った私、駅構内のお土産ショップへ走りだしました。
「すみません!傘売ってますか?!」
「あぁ。ありますよ。」
助かった。これで私の心の曇り空は晴れる。
否、実際には晴れていたのです。"ソレ"を差し出されるまでは。
「いやね、最初はビニール袋渡されたのかと思いましたよ。」
「だって、透明で長細くて、おまけに...」
そうです
”ソレ”はあまりにも小さい傘でした。
なにこれ?子供用?いや子どもでも余裕で濡れるよ。犬用じゃない?チワワ用?犬種指定とかある?傘に。
この時の私は完全に思考を放棄していました。
遠近法かとも疑いましたし、店主のギャグかとも思いました。
でも店主は「え?何この人。買わないの?」
といった顔でこちらを見ている。
あまりの気まずさに、
もうこれでいいか...ないよりましか。
一瞬折れかけましたが、何とか反撃の一言を投げつけます。
「すみません...もう少し大きいのは無いですか?」
.
.
.
大きい。確かに大きいよ。ちょうどいいかもしれない。
ハルクにとってはね。
本当に馬鹿にされてるのかと思いました。
もう傘って言うかこれパラソルですよ。
インバウンド向けなんでしょうね。こんなデカくて長い棒、ベルセ〇クでガッ〇が持ってるやつでしか見たことないですよ。
私に残された選択肢はただ一つです。
「あ、さっきのください」
こうして私は、観光中、雨・己の体躯・原料高騰に嘆くのでした。
皆様も【4】という数字、それから雨にはお気を付けください。