コラム詳細

黄色いギターと赤いアンプとドラマツルギー

2023/10/13

こんにちは。おたからや寺町通り店です。

幾分か涼しくなり、過ごしやすい季節になりました。
僕は原付に乗るので生地は薄めですが早くもコートを羽織って通勤しています。

スポーツの秋・食欲の秋・読書の秋と言われますが
最近知人に勧められ村上春樹の小説を好んで読んでます。

この歳になって「海辺のカフカ」をようやく読みました。
その中の好きなセリフを抜粋させていただきます。

「ロシアの作家アントン・チェーホフがうまいことを言っている。『もし物語の中に拳銃が出てきたら、それは発射されなければならない』ってな。必然性というのは、自立した概念なんだ。それはロジックやモラルや意味性とは別の成り立ちをしたものだ。あくまで役割としての機能が集約されたものだ。役割として必然でないものは、そこに存在するべきでない。役割として必然なものは、そこに存在するべきだ。それがドラマツルギーだ。ロジックなどそのもの自体にではなく、関連性の中に生ずる。」

この回りくどいセリフにユーモアを感じました。

つまり何が言いたいかというと僕は最近ギターも弾き始めました。
毎晩黄色いギターを発射しています。

舟入南店にてご売却いただいたアンプを買い取らせていただき、我が家でご活躍いただいてます。

これがドラマツルギーなのでしょうか。

皆様のお家に眠っている、「なにか」も誰かのドラマツルギーになるかもしれません。笑
ぜひお気軽にお持ちより下さいませ。

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